吉原プラトニック

吉原プラトニック2話ネタバレ最新確定と感想は?口に合わない旅鰻を美味しく味変

こんにちは。ひらりです。

2021年11月25日発売のモーニングより、吉原プラトニック2話「鰻登りな重ね寿司」を読みました。

前話の第1話では、大久保家嫡男・貞近の縁談が決まったものの貞近は美人画の浮世絵を愛すヲタク侍。

生身の女性が苦手で、売れっ子花魁・紫太夫が貞近を男にするはずが、ひょんなこから雷豆腐を作ることに。その味に紫が惚れ込み、貞近は吉原通いをするはめに……。

それでは、この記事では、吉原プラトニック2話のネタバレ確定と感想についてまとめました。

吉原プラトニック2話ネタバレ最新確定

時は暮六つ(18時頃)、江戸某所の大身旗本・大久保屋敷の奥座敷。

ヤバい!筋金入りのヲタク部屋

売れっ子花魁・紫太夫をもってしても嫡男・貞近を男に出来ず、吉原の大見世『角屋』楼主が出向き、貞近の父親に詫びを入れました。

そんな中、貞近は大久保邸内にある奉公人長屋の一室を訪れていたのです。
そこは、奉公人も知る貞近の『道楽部屋』、部屋の壁一面が美人画の浮世絵で埋め尽くされていました。

口に合わない旅鰻を美味しく味変

一方、紫は、妹分や男衆を引き連れ、豪奢な打掛を羽織り今宵もお大尽(豪遊する客)を迎えに引手茶屋まで花魁道中。

見物客の1人、鰻屋・徳兵に紫が気づくと徳兵の口の動きを読み取り、理解した合図を送りました。

良い鰻が手に入ったのです。

明けて八つ(14時頃)、貞近は紫と約束した通り2度目の登楼、座敷の隅に座っていました。

相変わらず、貞近は紫とも話すことが出来ず、紫は話のネタに用意した、大門前の地本問屋で取り寄せた美人画の浮世絵を貞近に見せます。

ところが、浮世絵は貞近の目には叶わず、挙げ句ペラペラと紫に能書きを垂れ浮世絵を粗末な仕上がり、とかき下ろす始末、そんな貞近に適当に話を合わせ、早々に話を切り上げると、紫は本題の鰻の蒲焼きを取り出しました。

鰻は江戸前(隅田川で獲れた鰻)ではなく旅鰻(隅田川以外の遠くで獲れた鰻)、紫は旅鰻が口に合いません。

そこで、旅鰻の蒲焼きの味変を紫は貞近に頼みます。

渋々引き受けた貞近でしたが、紫の座敷には調味料しかなく、他の食材を紫に頼み、妹分・おみねが台所から紫蘇の葉と生卵、そして朝炊いた残りご飯を調達してきました。

重ね寿司、ヒントは浮世絵!?

大久保家では将軍家が忌み嫌うものは食さない習わしになっており、貞近は鰻をほとんど食したことがありませんでした。

悩む貞近は、浮世絵の多色摺り、色の重ねをヒントに、重ね寿司を思いつきます。

ご飯に酢をまぶして酢飯を用意し、生卵は鉄鍋で薄焼きにして細切りにし錦糸卵を作り、そして錦糸卵に合わせて紫蘇の葉も細切りに。

鉢に紫蘇の葉の細切り、酢飯、錦糸卵、そしてまた酢飯の順に重ね、さらしを乗せて軽く押し、鉢を大皿にひっくり返して鉢を持ち上げ真ん中で切って、重ね寿司が完成しました。

紫は重ね寿司をひと口食べ、その味に魅了されます。

味見をした貞近は、新しい味の発見に自ら感心、重ね寿司は中間・佐吉に教わったものではなかったのです。

時は間もなく暮六つ、貞近は角屋を後にし、鰻の蒲焼きで精のついた紫は、花魁道中の身支度を始めるのでした。

吉原プラトニック2話感想

当時、江戸前と旅鰻とでは値段的にかなりの差があり、紫太夫は口に合わないと優しめに言っていましたが、実際、旅鰻は痩せていて美味しくないのでしょう。

鰻屋・徳兵が食道楽で知られる紫にわざわざ安い旅鰻を届けるとも思えないので、紫が貞近の腕前を試すため、敢えて取り寄せたのではないでしょうか。

徳兵の言う「いい鰻」は、紫の注文通りの鰻という意味だと思います。

こう考えると紫が意地悪な気もしますが、そこは食道楽、妥協は許さないのでしょう。

今回、少し残念だったのは、花魁道中のシーンをカラーで見られなかったこと、今回もカラーにして欲しかったです。

吉原プラトニック3話考察予想

次回は牡蠣、牡蠣の旬は種類によっても違い、岩牡蠣の旬が夏、真牡蠣の旬が冬、当然、次回の牡蠣は真牡蠣でしょう。

牡蠣といえば広島、現在では考えられませんが、江戸時代には今回の鰻同様、江戸前の牡蠣、武州江戸近処の産があり、大粒で美味しいとされていました。

武州は武蔵国、現在の行政区分では、埼玉県、東京都、神奈川県の横浜・川崎辺りです。

あったか料理ということで、直ぐに思いつくのは牡蠣の土手鍋か牡蠣飯ですが、貞近はどんな料理を作るのでしょうか、次回も楽しみです。

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まとめ

この記事では、吉原プラトニック2話のネタバレ確定と感想についてまとめました。

ここまでお付き合いくださりありがとうございます。ぜひ漫画をチェックしてみてくださいね。